京都の首塚大明神は心霊スポットなのか?

オカルト

ごめんなさい、最初に謝っておきます。

どの部分が実話で、どの部分が伝説や御伽草子版にあたるものか、よく分かっていません。
その点だけは理解した上で読んでください。

大江山の鬼について調べていたのですが、
酒呑童子は「大江山ver(京都)」と「伊吹山ver(滋賀)」があります。

調べると、伊吹山から大江山の話に繋がるのが、酒呑童子という名前としても自然だと思えてきます。

伊吹山ver(滋賀)の酒呑童子を簡単に書きます。

長者の娘である玉姫御前と伊吹大明神の間に生まれました。

お祖父ちゃんに勧められて10歳で比叡山で修行をするようになりました。
その時からお酒が好きでしたが、師匠に怒られて止めました。

そのころ、都が平安京に遷るお祝いとして、風流踊(ふりゅうおどり)をしなさいと勅命がありました。

風流踊

太鼓・笛などに合わせて、色々な衣装を着て踊っていたみたいです。

コスプレダンパみたいなものでしょうか。

 

なんの衣装を着ようかなと考えた結果、鬼門にあたる比叡山では、酒呑童子が作った鬼の面を被り踊ることになりました。
そして、踊りが無事終わると、お酒が振舞われ、
酒呑童子もかなり飲んで寝てしまい、
朝になると鬼のお面が取れなくなっていました。

鬼の姿の酒呑童子は、比叡山では最澄に追い出され、お祖父ちゃんのところに帰っても追い出され、結局、両親がいる伊吹山に戻りました。

酒呑童子は、お母さんに言われるがまま、山で籠っていると、神通力が使える本物の鬼となってしまい、人を食べるようになってしまいました。

そこでまたもや最澄が現れて追い出されてしまい、日本中をさまよい続け、
最終的に大江山に住み着くようになったとされています。

酒呑童子の意味は?

酒呑は字のままですが、お酒を飲むことです。

童子は子供や、身分が高い人の世話をする人、仏典を勉強する子供などの意味があるようです。

意味を考えると、伊吹山の話にしっかりと合っています。

京都に住んでいた鬼とは?大江山ver(京都)

酒吞童子(しゅてんどうじ)は大江山に住んでいたとされています

古くから鬼の里として知られる大江山には、「陸耳御笠伝説(くがみみみかさ)」や「麻呂子親王伝説」など数多くの鬼伝説と痕跡も残っており「鬼スポット」として有名なのです。

日本の鬼の交流博物館もあります。

 

酒呑童子は教科書にも

酒吞童子の伝説は江戸時代に歌舞伎や御伽草子の題材としても扱われ、明治時代から昭和初期には国語の教科書にも掲載されるなど、全国各地に残る鬼伝説の中でも古くから多くの人に親しまれてきました。

鬼が退治される理由は?

朝廷に逆らう者を鬼と呼んできたようです。

平安時代、京の都は貴族の繁栄の影で、民衆の暮らしは厳しいものでした。

栄華を極めた京都の裏庭にあたる、丹後地区の大江山を住処としていた酒呑童子は、そんな王権に背き都から、貴族の娘たちをさらうなど悪事を働き、都にも危害が及ぶようになりました。

陰陽師である安倍晴明らの占いで酒吞童子のしわざであることが判明すると、
一条天皇は源頼光(みなもとのよりみつ)
藤原保昌(ふじわらのやすまさ)、そして御伽草子版では頼光四天王や
などを大江山に派遣し酒吞童子の討伐を命じます。

 

 

頼光四天王(よりみつ(らいこう)してんのう)と藤原保昌
  • 渡辺綱(わたなべのつな)羅生門の鬼と戦った人
  • 坂田金時(さかたのきんとき)足柄山の金太郎
  • 碓井貞光(うすいのさだみつ)群馬県の四万温泉を見つけた説がある人
  • 卜部季武(うらべのすえたけ)幽霊に赤子を返さなかった強い人
  • 藤原保昌(ふじわらのやすまさ)妻は和泉式部(いずみしきぶ)

酒呑童子のもとへ

酒呑童子の退治に向かう名将・源頼光は山伏(やまぶし)に扮して、
丹波と丹後の国境にある大江山を目指しました。

山伏は修験道(しゅげんどう)の修行者です。

修験道は山岳信仰で、山で修行を行い悟りを得ることを目指しています。

 

道中、老翁から毒入りの酒:神便鬼毒酒(しんべんきどくしゅ)を授かった頼光は、川のほとりで血の付いた着物を洗う姫君から鬼の居場所を聞き、酒呑童子の屋敷へとたどりつきます。

酒呑童子と対戦!(よく聞くお話ですね)

最強の鬼である酒吞童子に正面から戦っては勝てないと悟った頼光らは策を講じます。
鬼たちに贈り物をして酒宴を開かせると、
上機嫌の酒吞童子は頼光らを血の酒と人肉で手厚く歓迎します。

頼光らは老翁から授かった酒を酒吞童子と手下にたらふく飲ませ、
泥酔したところを一斉に攻撃

さすがの酒吞童子も不意打ちには敵わず討ち取られました。

鬼の首を持ち帰ろうとすると異変が…

童子ら鬼を討ち果たし、捕らえられていた姫君たちを無事に救出することに成功した頼光。

一行は酒呑童子の首を見せしめとするため都に持ち帰ろうとします。

ところが不思議なことに、
現在の京都市西京区あたりである、丹波と山城の国境にある、
老ノ坂で子安地蔵(こやすじぞう:安産を願ってくれている)から、
鬼の首は不浄なものであり、都に入れるべきではないというお告げあり、
急に重くなって持ち上がらなくなり、その場に首を埋葬した、
という説があります。

坂田金時(金太郎)が持ち上げようとしても無理だったみたいです。

その場所こそが京都最恐の心霊スポットの1つと言われる「首塚大明神」です。

重要

酒呑童子の首は持ち帰られ、七条河原に七日間晒された後に大江坂に葬られたという話や、宇治の宝蔵(架空の蔵)に納められたという話もありますが、この続きでは、あくまでここに埋葬したという事で進めます。

 

首塚大明神

 

首塚大明神
  • 祭神:酒呑童子
  • 例祭:4月15日
  • ご利益:首から上の病気など

 

 

心霊スポットとして紹介しようと思ったのですが…

ご利益が首から上の病気とあるように、酒呑童子が源頼光に首を切られた時に、
今までの罪を償い、これからは首から上に病を持つ人々を助けたい、と言い残したという事です。

この話を聞くと、怖い部分はもう何もなく、むしろ首から上になにかあった時はお参りに行きたい気持ちです。

心霊スポットとして広まっている理由は分かりませんが、人が怖いと思う気持ちがなにかの形で集まってしまっているのかもしれません。

人気が少ない神社、山などに行く時は、蜂などに気を付けてください。

 

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